五時。一般的には朝と呼ばれる時間だが、この時期の五時は未だ宵闇に包まれている。
明日が休日だからと調子に乗ってブロフルをし続けたツケが回って来たようだ。体中が悲鳴を上げ、瞼は鉛のように重い。
睡眠。それは、人として産まれたからには逃れられ無い運命であった。
しかし、その運命に抗う。土曜日に縋りついている。
眠気を誤魔化し、PCの前に座ってみるが、手持ち沙汰だ。
そんな時に考え付いたのが、この記事を書く事。
嗚呼、ただ、夜更かしした奴の日記をここまで大層に書く必要があるのかと問われると、答えは否。その一択。
深夜テンションと定義するべきか……。心成しか、深夜は作業が捗る。
しかしまあ、している事といえばこのような生産性の無い作業なのだが。
五時。未だ闇。だが、直ぐに日が昇り、カーテンの隙間からは日差しが差し込む。
重たい瞼が守る眼では、その光は酷く眩しく思えて。
暖房の暖かな風でさえも、鬱陶しく感じた。
キーボードを打つ手が進まない。溜息が幾度と無く口を衝いて出る。胃が食糧を求め、必死に存在を知らしめている。
執筆も此処までか。と思わせる程に、そして予想より遥かに、体は限界を迎えていた。
深夜テンションで綴られたこの怪文書を、全世界に発信する。